“自分にぴったりな”働き方とは?仕事選びの第一歩

人事・労務のプロ、社労士が解説!

要チェック!“表”だけに飛びつかないで!

2つの視点で比べる企業見極めPOINT

企業を選ぶとき求人や企業情報を参考にしますが、その正しい見方をちゃんと理解していますか?
どの企業も魅力的に見えて、迷ってしまいますよね。一方で、条件を確認して入社を決めたはずなのに、
実際に働いてみると「こんなはずじゃなかった!」……なんてこともあります。
そうならないために、ここでは人事・労務のプロ、社労士さんが企業情報の見極めポイントを解説します。

実は落とし穴かも……
CASE 1

基本給にみなし残業代が
含まれている

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表
裏

社労士が教える! ここがPOINT

基本給とみなし残業代が合算されて月収として記載されている場合があります。
何時間分の残業代が含まれるのか、実態として何時間程度の残業があるのかを確認しておくことがポイントです。

実は落とし穴かも……
CASE 2

住宅手当など
手当の種類が多い

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社労士が教える! ここがPOINT

役職手当、資格手当、家族手当、住宅手当、食事手当など色々な手当がありますが、
「賞与は基本給の○ヶ月分」という話を聞いたことはありませんか?
月の支給額は同じでも、その内訳が基本給と手当に分かれている場合、1回の賞与額が少なくなるケースもあります。

実はメリットかも……
CASE 3

不安定そうに見える
ベンチャー企業

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社労士が教える! ここがPOINT

ベンチャー企業というと、企業のネームバリューや福利厚生ではなく、
やりがいやビジョンに共感する人が集まった企業というイメージですね。
その中でも上場を目指している企業の場合は、
上場審査には良質な労働環境が要件となるため、働きやすい環境をきちんと整えていることが必要となります。

実は落とし穴かも……
CASE 4

知名度の高い企業の
子会社

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社労士が教える! ここがPOINT

有名企業の子会社だと、親会社の意向や影響が強かったり、
親会社の決裁が下りないと新しい仕事に取り組めないなど、スピード感に欠ける場合もあります。
安定だけに目を向けるとやりたい仕事が思うようにできない可能性もあるので気をつけましょう。

実は落とし穴かも……
CASE 5

賞与の回数が多い

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社労士が教える! ここがPOINT

賞与といえば、年に夏と冬の2回、基本給の数か月分という企業を多く見かけますが、
中には毎月や2ヶ月に一度支給している企業もあります。
その場合はインセンティブ(ノルマや目標に対する成果に応じて支払われるもの)であったりもするので、
常に結果を出していないと「0」という可能性も……。気をつけましょう。

いかがでしたか?

実際に「これいい!」と思った求人内容でも、裏を返せば自分の想像と違うこともあります。その逆もしかり。自分はどんな職場をイメージしているのか、“自分らしく”、“いきいきと”働ける働き方はどのようなものなのか。その点をしっかり固め、じっくり吟味して企業を選びましょう。

〜それぞれの大切なもの〜 パパの選択

監修:濵本絵美(アイアンストライカーズ社会保険労務士法人)
Supported by 全国社会保険労務士会連合会